くりそつ

2003.11.3

日本語には「そっくり」という言葉がある。
「姿かたちや様子が、見分けがつかないほど似ている」という意味だ。
辞書を調べたわけではないので正確ではないかもしれないが、そんなに遠くはないだろう。
遠くたってへっちゃらだがよ。

「そっくり」に「さん」を付けると、「誰か有名人に似ている人」の意味で使われる。
それを肩書きにしている人さえいる。
最近ではテレビの影響で「くりそつ」なんて言い方も定着している。
しかし「くりそつさん」とはあまり言わない。
言ってもへっちゃらだがよ。

赤ちゃんが生まれるとしばしば話題になるのが、「お父さん似か、お母さん似か」であるが、アヤを連れていて何度も言われたのが、

「笑うとオトーそっくり」

「そっくり」である。
「似てる」よりストロングな表現、「そっくり」である。
アヤの笑顔を見ていると、「そうか、俺ってこんな顔なんだ」と思う。

オトーってこんな顔なんだ。
 ↓


私は、過去のアヤマチのために自分の写真を公開できないのだが、ここに来てくれる人の中にも、「オトーってどんな顔なんだろう?」と思ったことのある人が3、4人はいるだろう。
その3、4人のみなさんには、この写真から、「オトーってこんな顔なんだ」と想像していただければ幸いである。

こんな顔に、度の強いメガネをかけて、大きなカバンを持って神田近辺を歩いているサラリーマンがいたら、それは私です。
気味悪がらずに手でも振ってあげて下さい。

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