だるまの大冒険 5
旅はつづく。どこまでも。

2002.12.31

わたしはだるま。冒険だるま。

住み慣れた日本を離れてからもうどれくらいの歳月が過ぎ去ったであろう。
冒険の旅は続いている。

今日もまた、いにしえの庭園で私を呼ぶ声を聞く。


君は「つわもの」だね。闘う者だね。
目を見ればわかるさ。

森で仕留めた鹿を食する。

生存のための殺生は自らに許すところである。

勝利の門は悲しみの象徴となり、

さらに別の意味が与えられる。

しかし。

人が作る意味も壁も

穴だらけだ。

やがて打ち砕かれ消えて行く。

落書きのほうがよほど気がきいている。

私が欲しているのは
一杯のコーヒー
そして、一本の煙草
それだけだ。

あ。
いや。
それから、

一本のビール。

「漢」と書いて「おとこ」と読む。
飲むべし。
酔うべし。

やがてこの世の終りがやって来る。

私に恐れるものは、無い。


ただひとつ。

魔女を除いて。

やめて。
ホントやめて。魔女は。
カエルに変えないで。私を。






(写真がいっぱいあるので)つづく


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