そしてニッポンヘ。 |
2002.6.15 |
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ボンジュール。 私はだるま。冒険だるま。 そこに冒険がある限り、危険を顧みず飛び込んで行く。頭から。 |
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ふるさとニッポンを離れてからはや三年の月日が流れ過ぎて行った。 |
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数々の出会いと別れ…。 あなたと私は似ているね。 |
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もはやニッポンのだるまとは呼ばせない。 かといって世界のだるまとも呼ばれまい。 ではどこのだるまか? どこだるまなのか? そもそもここはどこなのか? |
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自分を確かめるためにニッポンへ帰る決意をした。 自分が為すべきことをおぼろげながら掴んだような気がする。 今度こそ命を落とすかもしれない。 |
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里心がついたわけではないことを申し述べておく。 ふるさとをなつかしく思い出したわけではないことを申し述べておかん。 |
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異国の地での最後の食事。 |
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やはり一杯飲んでおくか。 いや、もう一杯。 |
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帰り着いたふるさとは秋だった。 やつはどこだ? 次回最終回 |
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