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世界一かわいい子ウサギと、黒い人の受難 2007.10.14
娘の幼稚園の運動会が、小学校の校庭を借りて開催された。

私は自分の子供以外には興味がないので、娘が競技に出ない時間帯に校内をうろついてみた。
ちなみに、ここは長男の出身校である。

ぶらぶら歩いていたら、こんな貼り紙を見つけた。



ここの六年一組が30人31脚の全国大会に出場するのだ。おめでとう。

もう4年前になるか、小学六年生だった長男のクラスも、30人31脚に出場したが、百分の何秒かの差で全国大会出場を逃したのを思い出す。

テレビ放送で、

「ジャイアン死んじゃいや〜ん」

という、頭が破裂しそうな駄洒落をかましてくれた担任の K 先生のことも思い出す。






「死んじゃいや〜ん」と心の中でつぶやきながら、さらに小学校の奥地に進むと、ウサギ小屋があった。

のぞいてみると、なんだかもう、ものすごくかわいい子ウサギがいた。



まん丸。

私はあまり動物好きではないが、つい見とれてしまった。
周囲に散らばるウンチも素敵に見えてくるかわいさ。

たぶんこの時点で、世界一かわいい子ウサギに違いない。


世界一かわいい子ウサギが住む小屋にはこんな注意書きがあった。



ウンコとゲロをしているウサギのむこうで誰かが「にっしっし」と笑っている。
飼育係だろうか?いたずらしに来た悪ガキだろうか?
「にっしっし」なんて笑い方をするのは悪ガキに違いない。

よく見たらウサギはゲロをしているんじゃなくてニンジンを丸ごとかじっていたのでした。

娘の競技にはまだ時間があったので、校門から出てみた。




学校の前の道路を歩いていたら、気の毒な人を見つけた。







スピードでもなんでもおとすから、誰かこの人を自由にしてあげて。
首がおかしくなるよ、首が。

どこの誰かは知らないが、これを設置したやつは笑いながら作業したに違いない。

私も笑いながら写真を撮った。
「にっしっし」


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