さすらいロボ ヤスジロー | 2001.4.06 |
第6話 ロボ、狙われる。 |
西暦2032年7月03日
01:43:18 AM 「イィッヤッハァァァーッ!!」 「やったね!やったね兄ちゃん!」 「チョロすぎて怖いくらいだな」 「やつら、追っかけて来ないかな?」 「何のためにおっきい兄ちゃんが後ろを走ってると思ってンだよ」 「あ、そうか」 |
「でも、ロボットも夜は眠るんだね」 「ばぁか。スイッチ切ってあるんだよ」 「あ、そうか。電池がもったいないもんね。 でも、こいつが30万ドルかー。ひとり10万ドルづつだね」 「え?お前は200ドルだよ」 「えーっ!!なんでー?」 「お前だけホントの兄弟じゃないからな」 「えーッ!!!?!」 |
「まぬけなやつらで助かったな」 「サスケの出番は無しか」 「私とISA-2000の外見が似ている事を利用したトリックですね」 |
「あぁ、先生が用意してくれたんだ。しかし、こんなにうまく行くとは思わなかったよ」 「また来るでしょうか?」 「…何とも言えないな」 「…彼ら、銃を持っていましたね」 「…」「…」 |
「ア−ッ!! 兄ちゃん!大変だっ!」 「何だようるせぇなぁ」 「ロ、ロボの腕がもげてるぅー」 「なにぃー?!!!」 |
03:24:58
AM 「おう、ヤス、こんな時間にどこへ行くんだ?」 「セリザワ…」 |
「セリザワ、私はここを出て行きます。先生とフランクに色々ありがとうございましたと伝えて下さい」 第7話ロボ、少年と出会う。につづく |